今回のHIKERさん♪

- Ayumiさん(30代/女性)
- ・職業商社勤務 秘書
- ・HIKER回数初めて
・どんなシーンで?平日の夜にひとりで参加してみました。・なんで使ったの?お茶が好きでよく飲んでいるのですが、実はよくわからないまま飲んでいるため、良いお茶やおいしい淹れ方を知りたくて参加しました!・コメントMakiさんのおもてなしのお陰で初対面のみなさんともとても居心地良く過ごせ、本当に楽しかったです!
こんにちは、HIKERのAyumiです。健康茶・ダイエット茶として有名な普洱茶。独特な香りが苦手という方もいらっしゃいますが、私は結構好きで、以前香港を旅行したとき以来ちょこちょこ買っては、自己流で飲んだりしていました。
でもお茶って身近なものであるにも関わらず、実はよく分からないまま何となく飲んでいるという方は私だけでなく、実は結構多いのではないでしょうか?
どんなのが良いお茶なの?どうしたらもっと美味しく飲める?そんな疑問を解消しつつ、仕事終わりに寄って旅気分まで味わえる、そんな素敵なPop-upを見つけ参加してきました♪
上野駅から歩いて7~8分ほどのところにある開催場所「ROUTE BOOKS」に、19時30分に集合。
こちらは10年以上空き家だった古ビルを丸ごとリノベーションしてできたという建物の4階にある、複合型ブックカフェです。入ってみるとびっくり、まさに「隠れ家」のような場所でした。
「植物と雑貨とカフェを楽しめる本屋」というコンセプトの通り、店内に足を踏み入れてまず目を引くのが沢山の植物たち。本も本棚にただ並べられるのではなく、インテリアのように店内に溶け込むようにレイアウトされており、一歩足を踏み入れただけで非日常感にワクワクします。

店内奥のスペースにあるテーブルには既にセッティングがなされており、トナカイのペーパーナプキンや小さなオーナメントなどの素敵なクリスマスアイテムに今回のCOOK、Makiさんの美意識が伺えて、一層期待感が高まりました♪

お茶のプロが淹れる本格的なお茶会がスタート♪
旅行とお茶が好きで、自宅の戸棚は旅先で買い集めた茶葉と茶器でいっぱいだというMakiさん。
渡航国数はなんと70ヶ国ほどもあり(?!)、中国茶のみならず各国のお茶文化を楽しんできたのだそう。
NPO CHINA 日本中国茶協会が認定するプロフェッショナル資格・中国茶エキスパート<シニア>も取得済とのことで、色々なお話が聞けそうです。
お湯が沸くのを待ちながら、まずはお茶の説明。
今回のお茶会では「普洱茶」をテーマに、普洱茶の生茶を2種類と、普洱茶と似た製法で作られた白茶1種類の計3種類のお茶を飲み比べるということで楽しみです♪
使う茶器は全てMakiさんがご自宅のコレクションの中からもってきてくださったものだそう。シンプルだけどこだわりの感じられるものばかりで、そんなところからもMakiさんの人柄が伺えます。
それではここで、「お茶のおいしい飲み方3か条」をご紹介します。
基本的に、中国茶は以下の点を守ればおいしくいただけるそうです。
1. 磁器かガラスの急須で入れる。
2. 長期発酵させた茶葉は、2回洗茶すると最初からおいしく飲むことができる。
3. ガンガンに熱いお湯で淹れる。(日本茶の緑茶など旨味を生かしたい場合は温度を低めに、
香りを生かしたい場合は温度は高めに淹れると良いそうです。)
1種類目、茉莉花沱茶 (mo li hua cha)
まず初めにいただいたのは、製造年不明の生茶、茉莉花沱茶。ジャスミンの香りをつけた、珍しい普洱茶です。



ジャスミンの香りが華やかに立ち上り、これなら普洱茶が苦手だと言う人でも大丈夫そう!本当に普洱茶のイメージを覆すような一品で、一口に普洱茶といっても色々な種類があるんだな~とお茶の世界の奥深さを知ることができました。
ちなみに、「生茶」というのは長い時間をかけ自然発酵させた普洱茶のことで、対する「熟茶」というのは推積発酵させた普洱茶のことを指し、「生茶」は日本ではごく僅かな専門店でしか販売されていない大変貴重なお茶だそう。だから「生茶」と「熟茶」ではなんと倍ほども値段が違うらしく、そんな貴重なお茶をいただけるというだけでも、今回参加した甲斐がありました!
2種類目、中茶牌 藍印鉄餅(zhong cha pai lan yin tie bing)
次にいただいたのは、2006年製の生茶、中茶牌 藍印鉄餅という、フリスビー型に成形された餅茶です♪
普通は布と石で成形するらしいのですが、これは鉄の型を用いて成形され、独特の風味のついた珍しいものだそう。
お茶の中に、「内飛」と呼ばれる茶葉の説明が書かれた紙が埋め込まれており、とても硬くて、Makiさんも崩すのに一苦労していました。
Makiさんは1万円ほどで購入したとのことですが、生茶をその値段で購入できるのは珍しく、とてもお得なのだそう。お待ちかねのお味は、少し渋めでしたが「これぞ普洱茶!」と感じられるもので、大変満足でした。
3種類目、陳年白茶 白牡丹(bai mu dan)
3番目にいただいたのは、2010年製の白茶、陳年白茶 白牡丹です。
そもそも中国茶は緑茶・白茶・黄茶・青茶・紅茶・黒茶の6種類に分けられ、普洱茶は黒茶として定義づけられているのですが、これは白茶。
「今日は『普洱茶編』だったのに、なぜ?」と思いましたが、飲んで納得。味わいが普洱茶に近くて驚きました。
というのも、そもそも中国茶の区分自体が曖昧で、生産地や保存方法によっても変るため、白茶でも黒茶寄りの味を持つ種類もあるんだそうです。
Makiさん手作りのシュトーレンは中国茶とも相性抜群♪
今回のお楽しみはお茶だけではありません。
ナッツや干しイチジクなどのちょっとしたお茶請けもそうですが、特にMakiさんお手製のシュトーレンのおいしさも格別で、一層お茶の世界を楽しませてくれました。


バターをたっぷりと使った洋菓子・シュトーレンと中国茶というと一見意外な組み合わせですが、これがまたとっても相性が良いというのも、嬉しい発見でした。
とにかく、おいしく楽しいだけでなく、学ぶことも多かった今回のKitchHike体験。
これまでも興味はあれど、参加したのは初めてだったので最初はドキドキでしたが、参加者同士が初対面であるにも関わらず終始とても良いムードが続き、それがお茶を飲み進めるほどにさらに打ち解けたものになっていくのが素敵でした。
Makiさんだけでなく、皆さんお茶や旅行に興味のある方達が揃っているので話題も尽きず、本当に楽しくて、仕事の疲れも吹き飛びました♪

Makiさん、本当にありがとうございました!