こんにちは、HIKERの裕之です!
今回が、初めてのKitchHikeで、Kumikoさんのオリジナルラーメン作りワークショップに参加してきました!
ただラーメンをいただくだけじゃなく、麺作りから参加できるという、普段の生活では絶対出会えない体験ができてしまいます!
そばやうどんの麺作り体験は聞いたことあるけど、ラーメンの麺作り?しかも表参道にあるシェアハウスで?しかもしかもCOOKのKumikoさんはすごく綺麗な方みたい。心躍らせながら当日を迎えました。
当日は表参道の駅前で待ち合わせ。
どんな方が来るんだろう。表参道は何度か来たことあるけれど、いつもと違う緊張感でドキドキしながら待っていると、
「裕之さんですか?こんにちは!」と素敵な笑顔とともにKumikoさんが声をかけてくれました!お陰さまで一気に緊張が解けました。
みんなが集まり、Kumikoさんにラーメンワークショップの開催場所へ案内してもらいました。到着したのは、オシャレなシェアハウス。実は、このシェアハウスには今日のメインイベントである「湯切り」体験にぴったりのスペースがあるとのこと、そこを借りてワークショップを行っているんだそうです。


シェアハウスは3階建て。そして……、なんと屋上付きなんです!青空が見えるオープンテラスが広がっています。

ここで気持ちの良い青空を眺めながラーメンを食べられるなんて……すごく素敵な場所で、今からすごく楽しみです!
大きなテーブルには、なんだか楽しそうな準備がなされています。早速いただいたのは、ウェルカムドリンクの「ローズマリーウォーター」。ローズマリーはお庭で育てているものを摘んできたのだそう。自然の恵みでほてった身体が癒されます。

そして、可愛らしい黒板にHIKERたちは、自分の名前を書いていきます。

まずは、麺作りから
さて、手作りの麺ということで、一から中華麺を作っていきます。
材料はいたってシンプル。



今回、参加者は自分を入れて5人。まずは、みんなでひとつの生地を作っていきます。


粉を手でこねて塊を作ったら、次は袋に入れて生地を足で踏んで行きます。踏む事で麺のコシが強くなるそうで、一人一人が順番に足踏み!
僕は趣味でタップダンスをやっているのですが、麺生地の上でタップを踊るのは完全に初体験でした (笑)。



みんなで踏んだ生地は最後に丸くして、30分寝かせます。生地を寝かせるのはどの麺も同じなんですね。

本番の前に「湯切り」の練習
さて、生地を寝かせている間、来たる「湯切り」に向けて屋上テラスで練習です!

こちらの道具。道具名は「ラーメンてぼ」というそうです。

ところで、このテックレジデンスには住人の方々がDYI好きのようで、いたるところに手作りのものが見受けられました。テラスで使うこちらの下駄もなんと手作り!

さて、いよいよ「湯切り」の練習開始です。青空の下で、Kumikoさんがレクチャーをしてくれます。



「湯切り」はラーメン屋のカウンターに座る機会があれば頻繁に目にする光景だっただけに、それが難しそうだとか簡単そうだなどと考えたことがありませんでした。しかし、これがやってみると意外に……難しいんです (笑)。思い切り振れば麺が飛び出るということは頭でわかっているので、どうしても大人しめに「湯切り」をしてしまう。でも、大人しめだと湯をきちんと切ることができないので、スープの味が薄くなってしまうんですね。Kumikoさんにコツを教えてもらって、勢い良くやってみると、上手くいきます。湯切りのときに聞こえる「シャッ」という音が、気持ちよいです。この音こそが、きちんと湯切りできた、という証にもなりそうです。

いよいよ「麺打ち」の時間がやってきました!
練習も終えるとちょうど30分!いよいよ麺打ちの時間がやってまいりました。生地の状態で寝かせると固くなってしまうので、早速麺を切っていきます!本来だと、麺は2、3日寝かせた方がおいしいらしいのですが、作って間もない麺も格別のおいしさがあるとのこと!ん〜!楽しみです。


麺は自分好みの太さにして良いとの事で今回僕は太麺にチャレンジ!また、ラーメン独特のあの「ちぢれ」はどうするのかと聞くと、ちぢれ麺にするには切った後の麺を手で揉み解すだけでできちゃうとのこと。いや〜。今までラーメンを食べてきましたがこうして改めて作ってみると、知らないことだらけです。

と、あれ?こちらは、もしかしてパスタマシーン?そうなんです。じつは麺を薄く伸ばす工程は難易度が高いということもあり、HIKER達用にパスタマシーンが登場!いいアイデアですね。



生地を伸ばした後は専用の包丁で麺を切っていきます。

本格的な包丁を使って麺を打っていくので、皆さん目が真剣です。
こちらの包丁、普段使っている包丁とは使い方が違うんです。麺を切るときは、上から下へまっすぐにおろすのがコツなんだそう。
麺打ちは、細かったり太かったりと、性格がでる?なんていう怖い話も出て (笑)、みんなで麺打ちを楽しみました。
そして、麺の完成です。

青空の下でラーメンを仕上げます!
みんなで麺打ちを終えたところで、いよいよ試食目前となりました!
Kumikoさんが昨晩から仕込んでくださった本格スープ、たまり醤油、チャーシューに、煮卵を外に運びます。


セッティングが完了したら、いよいよオリジナル・ラーメンの最終段階!麺の太さも自分の好みであれば、茹で加減もこれまた自分の好みに茹でていきます。
そして、先ほどの練習の成果を試す場がやってきました。
麺が飛び出るかもしれない、というのと、みんなが注目している中で湯切りをするという緊張感!

でも、ちゃんと事前に練習もさせてもらえたので、湯切りは意外とうまくできました!参加者の皆さんもすごくうまくて、みんなでラーメン屋さんになった気分でした。

そして、最後は自分で麺をどんぶりに移し、好みにトッピングして仕上げます。

チャーシュー、煮卵もすべて自家製!パッと見たら絶対プロが作っているものとしか思えないほどの出来映えに感動!

もちろん食べ終わるまでがワークショップ (笑)。麺が伸びないうちに、いただきます!
最初はスープから。こちらは鶏ガラと豚骨がベースの特製スープ。とても透き通っていて優しい味わい。麺を食べた後に全部飲んでしまうほど味はあっさりしているのに、醤油の味はしっかりある、なんともいえないおいしさでした。

実は、Kumikoさん、お父さまがラーメン屋を営んでいらっしゃるそうで、その味を受け継ぎたいという思いからKitchHikeでラーメン作り体験を始めたのだそう。
そして、ただ作るだけではなくその空間や時間を共有することで、楽しく色々な人たちと想いを共有できる事から、ワークショップ形式にしているとのこと。
その想いの通り、今日はとても素敵な時間が流れています。
楽しい時間はまだまだ続く♪
みんなで手作りラーメンを楽しんでいると、Kumikoさんがスイカを持ってきてくれました!


今回参加したのは5月中旬。気候は暖かだけれど日差しは強く感じる季節。
そこに気を遣ってくださり、本来の予定ですと本格エスプレッソでコーヒータイムだったそうなのですが、今日は特別にスイカをふるまってくれました!
両手にスイカを乗せたお皿を持って登場したKumikoさんは、まるで海の家にいる売り子さんのようでした。


本当の意味での豊かな暮らしに気がつくような体験
自分で麺を作り、その麺を自分で茹でて食べる。ひとつひとつの工程が日頃の料理では体験できないことばかり!
今回は幼馴染を誘って2人で参加したKitchHikeでしたが、参加者のみなさんも素敵で気さくな方ばかりで一緒にたのしくおいしく過ごすことができました。最初は緊張ぎみの幼馴染も、とても楽しかったと言っていましたのでホッと一安心♪ KitchHikeをきっかけに新しい人と交流でき、また一つ人との輪を広げることができました。

至れり尽くせりのKumikoさんのワークショップは、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
普段、何気なく食べていたラーメン。それが麺から始まり、スープや具までも全てを一から手作りで手がけられることを教えてくれたKumikoさんのワークショップでは、本当の意味での豊かな暮らしに気づかせてくれたように思いました。
これからは、週末くらいは少し時間がかかっても心を込めて何か手作りできることを増やして行けたらと思います。
たくさんの貴重な発見をさせてくれたKumikoさん、素敵な時間をありがとうございました!
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