ビターなのも、甘いのも、自分好みに。 農家の方から直接教わる「ピーナッツクリーム」作り!

こんにちは!KitchHike編集部のKodaiです。
今回はYusukeさん「ピーナッツクリーム作り」ワークショップに参加してきました。

COOKは「国産、無添加、手作り」をモットーにし、ピーナッツクリームを生産している「ピーナッツカンパニー」のYusukeさん。

私自身ピーナッツが大好きで、食べ始めるともう手が止まらないということがよくあります。でも、よくよく考えてみると、そもそもピーナッツってどうやってできるんだろう?料理に応用していけるんだろうか?という疑問がふつふつと湧いてきました。

そして、嬉しいことに今回はそんな私の疑問が解決されそうなYusukeさんのPop-Up。ピーナッツクリーム作りが体験できて、さらにピーナッツのことについても詳しくなることができる。そんな機会は滅多にないだろうと、参加を1秒で決意したそんな私がこれから体験レポートをお届けします。

そもそもピーナッツってどんな食材?

ピーナッツ自体にはコレステロール値を下げたり、血管を強くしたりする効果があるそうです。さらに栄養価は高いけど、GI値がとても低いので意外と太りにくい食材としても有名だそうです。実はピーナッツはとても優秀な健康食材なんだということを教えていただきました。1日に30粒、ピーナッツクリームだと大さじ1杯、イメージとしては食パン一枚分につける量が一番体に良いそうです!

今抱えている日本のピーナッツ作りの課題とは?

日本のピーナッツの生産量はこの25年間で約4分の1にまで減少しています。この減少のスピードには非常に驚きました。この背景として外国産の安いピーナッツがどんどん輸入されているという現状があるということでした。

そして一番の驚きだったのは、50年前と変わらずすべての工程がほとんど手作業で行われているということでした。日本でピーナッツの生産が落ち込んでいる中、専用の機械を作ってくれる会社が現れないというのが実情なんだそうです。

どんな土地がピーナッツ作りに適しているんだろう??

畑の条件としては高温で日当たりの良い土地であること。雨が降りすぎたり、乾燥しすぎたりしている土地はあまりピーナッツ作りには適していないそうです。千葉と茨城で落花生の栽培が盛んというのは耳にしたことがある方もいるかも知れません。なぜなら、その周辺に広がっている「関東ローム層」は水はけが良いにもかかわらず、適度な保水性がありとても条件の良い土地だからなんです。

 

落花生ってどんな一生を歩むんだろう。

ところで、みなさん、ピーナッツと落花生の違いをご存知ですか? 「落花生」は殻を含む全体のことを言い、「ピーナッツ」は中の豆のことを言うとのこと。初めて知りました。 また、私は普段からよく食べているピーナッツがどうやって栽培されているのかなんて考えたこともありませんでした。ここで生産者のYusukeさんから紙芝居を使って「どうやって落花生ができるのか」ということを解説してくれるというので参加者みなさん興味津々。
はじめは落花生も他の植物同様に成長し、花を咲かせます。もともと落花生の栽培過程に関してほとんど知識のなかった私にとって、一つ一つの過程が驚きの連続で「次はどうなるんだろう?」とワクワクしながら聞いていました。まだ紙芝居の中では落花生らしきものは出てきません。しかし、この先が個人的には非常に興味深く、例えるならば映画の衝撃のラスト!のような感覚でした。なんと先ほどまで花を咲かせていた場所からつるがにょきにょきと伸びていくんです。そしてしっかりと地面に固定され、その先の地中で実をつけ始めます。
地中に実をつけるので最後の収穫の時にならないときちんと育っているかなんてわからない。ドキドキの収穫です。紙芝居というのが非常に新鮮で、参加者のみなさんも落花生作りの世界に引き込まれているようでした。秋には今回主催してくださったYusukeさんの畑でも収穫の体験ができるそうなので、是非興味のある方は参加してみてくださいね。

ピーナッツクリーム作りスタート

さて、落花生についての知識がだいぶついてきたところで、実際にピーナッツクリーム作りに挑戦です。まず最初に「家庭用フードプロセッサー」とパワーや回転数において圧倒的なスペックを持つ「バイタミックス」。この違いはどう出るのかということを検証してみました。やはり家庭用のだと、まだまだ粒の大きい段階で限界がやってきます。そのあとはピーナッツオイルを加えながら、かき混ぜていきます。それとは対象的にバイタミックスに関しては、ピーナッツオイルがなくてもピーナッツから出てくる油分でピーナッツオイルを加えなくても完成品と変わらないくらいペースト状に仕上げることができました。ここで特別にノンシュガーの状態を試食。口に入れた瞬間にピーナッツの濃厚な香りが口いっぱいに広がります。

ここからは参加者それぞれがオリジナルのピーナッツクリームを作る時間。今回用意されたのはこちらのトッピングたち。他にも自分好みの味に仕上げるために実際の商品にも使っているてんさい糖やメイプルシロップ、特別にHIKERさんが用意してくださった2種類のハチミツなどが並んでいます。ハチミツはアカシアの花由来のものとひまわり由来のものの二種類。なんとハンガリーから直接仕入れをしたものだとか。すごく濃厚な味で本当に美味しい。どの花由来のハチミツかどうかで、容器内にみられる成分の分離の仕方も全然違い、本当に驚きました。
トッピングにはクラッシュナッツ、レーズン、小さなお子さんもいたのでチョコチップが準備されています。世界に一つだけの自分好みのピーナッツクリームを作れるってなんだか特別な感じがしました。

参加者それぞれが自分の好きなようにピーナッツクリームを作ります。参加者同士でも「どんな感じにできた?」「味見させて〜」などと声が聞こえてきて、今日会ったばかりとは思えないぐらい和気藹々とした雰囲気でした。

自分好みのピーナッツクリームができたらもらったシールを貼って完成。これはお土産として持ち帰ることができます。私も朝トーストに塗って食べたりと手軽に美味しく出来上がるので、我が家で大活躍中です。

待ちに待った試食会の時間!

ここからは実際にピーナッツクリームを使った料理の試食会です。料理にはてんさい糖の入っていないピーナッツクリームを使用します。
ワンプレートに綺麗に盛り付けされてていて、見ているだけで食欲をそそります。今回は二部構成で私たちは15時からのスタートだったのですが、参加者の中にはこの日のためにお昼ごはんを抜いてきたという方まで!みなさんピーナッツにかける思いが強く、とても盛り上がりました。
まず一品目はマフェというセネガルの料理です。これは玉ねぎや人参・ホールトマトをグツグツ煮込んで、最後にノンシュガーのピーナッツクリームを入れます。ここからノンシュガーのピーナッツクリームが活躍します。特別に「ピーナッツクリームの凄さを感じてもらいたい」とピーナッツクリームが入っていないものも試食させていただきました。これがもうびっくりするぐらい違うんです。言葉で説明するのはすごく難しいのですが、味の深みが全然違います。本当にピーナッツクリームだけでこんなに変わるのか!思うぐらいの差に、参加者のみなさんも驚いていました。

その横に並んでいるのは豆腐のサラダに大葉のジェノベーゼをかけたものです。大葉のジェノベーゼが豆腐との相性がとても良く、ぜひ試してもらいたい一品です。

最後に出てきたのが、バナナとピーナッツのスムージー!バナナとピーナッツの相性もとても良く、甘すぎずすっきりとした味です。氷も一緒にシェイクしているのでひんやりとしており、これからやってくる暑い夏にあれば最高だろうなあと思いました。

生産者の思いを自分の肌で感じる大切さ。

今回参加して「生産者の思い」を実際に自分の肌で感じることの大切さを改めて実感しました。現代の世の中では、人間を支えている衣・食・住の大事な要素でもある「食」が単なる消費行動になってしまっているのではないかと思います。その中で、生産者の生の声を聞いて、感じて、美味しく頂くことで「食」というものをストーリーとして味わうことのできる良さを感じることのできるとても良い機会でした。

今回主催してくださったピーナッツカンパニーのYusukeさん、その周りで支えてくださったYasuhiroさん、Masahiroさん、Rumikoさん本当にありがとうございました。

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