こんにちは!けいこと申します。今回は、初のKitchHike体験でしたので、その体験談レポートを書いてみました!KitchHikeといっても、今回は誰かの食卓へお邪魔した訳ではなく、KitchHikeが開催する「お料理教室の体験」をお話ししたいと思います。

私がKitchHikeを始めたきっかけは、「HIKER (ハイカー: KitchHikeでいう、誰かの食卓を食べに行く人のことを言います)」の登録をしている夫です。いつも楽しそうにKitchHikeしているのを見て、私は、最近それにくっついて外国人の家庭に飛び込むようになったまだまだビギナーです……。私がKitchHikeをしていてとても興味深いのが、外国人のCOOK (クック: 食卓で料理を作ってくれる人のことを言います。) が私達日本人になじみのない材料を使っていたり、考えもつかなかった方法で料理をしていたりするのを目にすること!毎回驚きの連続です。

それでもそこでの私は、所詮クックの「お手伝い」。外国の家庭料理って、自分で主体的に作ることがないですよね? と言うか作れないし……(笑)。
そんな中、今回KitchHikeで開催されたお料理教室は、とっても新鮮な体験ができそうだな、と思ったのが参加のきっかけです☆
料理教室の先生は、現役のシェフ!
今回の先生は、この方!
さわの めぐみ先生です。

めぐみ先生は、小説に登場する料理を再現する食卓イベント「ものがたり食堂」というとっても素敵なイベントを運営されている、本物のシェフです!
そのめぐみ先生が、インドネシアの方のご家庭にハイカーとして実際に参加されたときの経験をもとに、今回はそのお料理を再現、アレンジされました。
めぐみ先生の作り出す和やかなムードの中、お料理教室がスタートです!
家でも簡単に作れる!アレンジされたレシピでスタート!
インドネシア料理に欠かせない調味料「サンバルマタ」から
まずは、日本で言うところの味噌や醤油、インドネシアの代表的な調味料である「サンバルマタ」を作ります。
材料をみんなで確認。
にんにくみたいな小さな小ネギ?変わった形のしょうが?ふだん見慣れないものもちらほら……。

作り方はシンプルで、まず材料を薄く切って行きます……が!なかなか難しい。
めぐみ先生に包丁の使い方のアドバイスをいただきながら、各々材料を薄切りにしたりして、準備をします。




これにオリーブオイルを加えて、完成。感動するほど簡単です!(笑)
ターメリックやニンニクなども入っていて、とってもスパイシーな香りです。
そしてこれがなんと、今日の自宅へのお土産とのことです!
ちなみに、今回のものは、めぐみ先生によってアレンジされたバージョンの「サンバルマタ」です。

クックの本来のレシピでは、フードプロセッサーでペースト状にするのだそうです。
これで家でも簡単に再現できるな……ともう既にわくわくしてしまいました。
また、この時、実はもう1つ持ち帰ったものがあります。
この「サンバルマタ」を作るときに出た、たまねぎやにんにくの皮です。

このまま捨ててしまえばただの生ごみになってしまいますが、なんとこれとウーロン茶などを使って先生はティーエッグ (煮たまご) を作れるとおっしゃるのです!


先生お手製のこの煮たまごも食べたのですが、見た目も味もなんともエキゾチック。美味しいんです。
料理の過程で出たものをしっかりと利用しきる精神に感動です。
スパイシーな鶏肉料理「ラワーム・アヤム」
次はこの「サンバルマタ」を使って、「ラワーム・アヤム」という鶏肉のスパイシー炒めを作ります。
今日はめぐみ先生のアレンジで、炒めバージョンと蒸しバージョンの2タイプを作るとのこと!
食べ比べできるなんて楽しみすぎます。
さっそくみんなで下ごしらえを始めます。

普段の料理ではなんとなく切っていた鶏胸肉……ですが、ナイフの入れ方にもコツが!
めぐみ先生のご指導のもと、鶏胸肉を一口大に切って行きます。


これに「サンバルマタ」を加えながら炒めるとのこと!
もう、想像しただけでよだれが出てきてしまいました。今でも書きながらよだれが……(笑)


そして、火を通す前に、レモングラスを忘れてはなりません。爽やかないい匂いが食欲をそそります。



「ラワーム・アヤム」が完成!
さっそく、みんなで、それぞれにご飯をお皿に美しく盛り付け、出来上がったばかりの「ラワーム・アヤム」を!ああ、いいにおい!
たまらず、近くのコンビニにビールを買いに行った男性陣も (笑)
インドネシアのかき揚げ、ふわっふわの「プルクデル・マナド」
最後に、日本のかき揚げのような「プルクデル・マナド」を作ります。
ここで出てきたのが……葉っぱ。
でも、ただの葉っぱではなく、「コブみかんの葉っぱ」なのです。
これがこのプルクデルマナドのポイントなのだとか。
見た目は普通のミカンの葉。
この硬いのを料理に?半信半疑ながら細かく千切りにしてタネに投入。




さて、お皿に盛りつけて、いただきます!
いよいよ実食です!
「ラワール・アヤム」にはライムをふりかけて頂きます。スパイシーな鶏肉が本当においしかったです!さきほど作った「サンバルマタ」を少しずつ入れて……辛さと一緒に食欲も増して、もうスプーンが止まりませんでした。
「プルクデル・マナド」は、さくさく、ふわふわで、まさにインドネシアのかき揚げのようなスナックです。コブみかんの葉は、とても爽やかないい匂いをかもしだしているのですが、匂いだけでまったく葉っぱっぽい感じはなく、口に残りません。
とても不思議な体験でした。
美味しくて、いくつもパクパク食べてしまいました……。
美味しい料理を一緒に作った参加者の方とも、自然に会話が弾みます♪
デザートにタピオカとココナッツミルクと、さらにさらに、最後にめぐみ先生からの美味しいお土産をいただいて、南国気分でお料理教室は終了!



めぐみ先生手作りのデザート、今日の料理に使ったレモングラスやコブミカンの葉も少し一緒にいただきました。
料理教室に参加してみた感想
「サンバルマタ」に加え、これで今日習った料理を完璧に家でも作れる!とウキウキです。
めぐみ先生の丁寧なご指導で、この日一日でインドネシア料理についても、そのアレンジの楽しみ方も、同時に楽しめてとっても素敵な体験でした。

プロがそばにいてくださるので、料理をあまりやったことがなくても安心して参加できると思います。また、参加者のみなさんともすぐに友達になれてうれしかったです。

参加者は、男性も女性も年齢も幅広く集まっていましたが、やはりみなさん何かしら料理に興味があるのですぐに打ち解けることができました。

見ず知らずの方たちと一緒に、料理を作って、みんなで食卓をかこんで、この日一日だけでまるで昔から一緒にいるみたいに仲良くなれました。


料理や食事って不思議ですね。
今度またお料理教室があったら、ぜひ参加したいです!
ありがとうございました~!!
Information
次回開催予定は、1月を予定しております!
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- この記事のメニュー: KitchHike料理教室 *世界の家庭料理を一緒に作ろう!*
- COOKプロフィール: めぐみシェフ
- 値段: 約9,000円 (75US$)
- 場所: 渋谷駅より徒歩5分
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人と人を繋げるフードディレクター・さわのめぐみ
about f 主宰
映画、小説、絵本などに登場する料理を再現した食卓イベント「ものがたり食堂」が好評を博す。物語に合わせた演出や世界観とともに料理を味わえるのが人気。毎月1回開催。