山の幸を楽しみながら、知られざる秘境を知れるオンラインイベント
都心から3時間で行ける「秘境」、静岡県・南伊豆町。
日帰りだと回りきれないほど観光スポットが多く、海外のように美しいビーチ、見晴らしのよい丘公園、歴史や伝説が残る神社がある街並みと海も山も町も見どころたっぷり。
こんにちは、キッチハイク編集部です。
今回、そんな豊かな自然に囲まれた南伊豆町をおうちで満喫できるオンラインツアー、JTB × 南伊豆町 × キッチハイクのコラボ2回目となる<山編>を開催しました!
特産のジビエや柑橘・野菜を使ったお料理に地酒を楽しみながら、地元で活躍する方達、そしてJTBの添乗員さんから南伊豆町の見どころや食べどころをたっぷり教えてもらえる。そんな、当日の模様をレポートします。
南伊豆町育ちの猪、温州みかん、野菜を食材にした「晩ごはんセット」が事前に届く

今回もオンラインツアー前日に、荷物が届きました。届いたものはこちらです。
- 猪と菊芋のクスクス仕立て
- 温州みかんと鴨胸肉のサラダ
- 青菜とベーコンのオープンオムレツ
- 純米吟醸・身上起 (しんしょうおこし)
- 旅のしおり
日本酒は4合瓶でたっぷりなのも、お酒好きには嬉しい!お料理も温めるだけなので簡単に乾杯の時間を迎えられそうです。
南伊豆町に各地からご参加のみんなで乾杯&いただきます!

とうとう迎えた当日、楽しんでお皿に料理を盛り付けます。
もちろん、一緒に届いた日本酒「身上起」とお猪口も準備。会がはじまり、モニターに映るみんなと乾杯&いただきます!
初めていただく純米吟醸の「身上起」。このお酒は南伊豆町産の「愛国米」が原料で、しっかりした味わいです。辛口で風味あり、冷酒でも熱燗でも美味しそう。これは、ジビエにも合う予感。

南伊豆町の山を感じ、お酒がすすむお料理たち
今回のお料理を手がけてくれた、フレンチ料理の出張専門「nomado kitchen」さんから、本日のお料理の説明がありました。


猪と菊芋のクスクス仕立ては、南伊豆町産の猪肉を使ったミートボールとクスクスがセットになっています。ミートボールはクミンなどのスパイスと一緒に煮込んで作ったソースもついているので、ぜひクスクスと一緒に召し上がってくださいとのこと。
ソースにもお肉の旨味が詰まっていて、南伊豆町産の愛国米入りクスクスにもよく合います。そして「山」育ち猪ミートボール!
参加者から
「お肉ゴロゴロで、噛みごたえがすごい!」
「お肉がもちもち!」
「ほくほく菊芋と猪の相性がいい~!」
と歓声コメントが沢山上がるほど、ジビエらしいたくましさと繊細な美味しさを兼ね備えた一品。つまり、とっても美味しい!!
温暖な気候で育った温州みかんと鴨肉はフレンチ風の仕上がりで、みかんの酸味とお肉の相性が良く一瞬でフランス気分に。鴨肉はしっとり仕上げで、nomado kitchenさんの腕の良さに感激します。
青菜とほうれん草とベーコンのオープンオムレツは、南伊豆町の大地を感じる青菜の味がしっかりしました。この青菜は「かき菜」と呼ばれ、南伊豆町ではかき分ける程、沢山採れるんだとか。こんなに美味しい野菜が沢山採れるとは、羨ましい限りです。
南伊豆町の純米吟醸「身上起」に、日本米のルーツあり!?
さて、料理とお酒を楽しみながら、お楽しみのゲストトーク。
最初のゲストは、「酒匠蔵しばさき」の山本さんです。

この美味しいお酒の原料は「愛国米」。元々、南伊豆町生まれのお米で、明治時代に食べられていたお米「身上起米」がルーツ。
「このお米がなければ、コシヒカリ、ひとめぼれなど、今の美味しいお米はなかったのかも」と山本さん。お酒には向いていないお米を、長年かけて酒作りに開発、今年で7年目になります。

「たくわん」をつまみに飲んでもおいしい。日常に寄り添ったお酒を造りたい
通常、酒屋さんがお酒の開発に関わることは珍しく、山本さんの南伊豆町と日本酒愛を感じます。山本さんおすすめの飲み方は「常温でもいいし、温めて燗にすると、お米の旨味がぱ~っと広がるんだよね」と。これは試してみるしかありません!
そして、おすすめのおつまみは、たくわん。
「冷蔵庫を開けたら、たくわんとか入ってるでしょ。これがよく合うの」と。もちろん南伊豆町産の伊勢海老とも好相性ですが、「たくわん」をつまみに飲んでもおいしいくらい、日常酒として楽しんでもらうことをコンセプトに酒造りをしているそうです。そして、海底ワインと同じく、身上起も海底貯蔵をして熟成しているらしく、こちらも楽しみですね!
標高300mの森を開拓し、土曜のみ開店するパン屋を営むご夫婦

2番目のゲストは、南伊豆町で土曜日だけ開店しているパン屋「森への入り口」の島崎さんご夫妻。もともとは都心に近い町の周辺で生まれ育った二人ですが、「森の中で暮らしたい」という旦那様と「温かい場所がいい」という奥様の希望で、南伊豆町への移住を決めたそう。
なんと森好きがこうじて、Youtubeを見ながらご自身で山を切り拓いたとは驚きです。土地を購入された時は密林状態、平らなところは1か所もなかったとか!木のうえにデッキを張り、テントを張り、週末は寝泊まりをしながら木を切ったそうです。
石窯もパンも全て手作り。「魔女の宅急便」のような暮らし

奥様からは「夫が作った石窯と切った薪で、趣味としてパン焼きを始めたんです」と自家製酵母の美味しそうなパンも見せていただきました。
参加者からは「魔女の宅急便みたい」との声も。童話のような世界が、南伊豆町の山の中にあるとはびっくりですね。
このパンは、ネット販売、委託販売はなく、標高300mの山の中に来ていただいた方のみに販売しているとのこと。益々、山の中のパン屋さんに伺ってみたくなります。
「南伊豆くらし図鑑」では、島崎さんの話を聞きながら薪割り体験もできるそうなので、それに合わせて旅行の計画を立てると、充実した一日になりそうです。
旅のプロが教えてくれる!食事から温泉まで魅力たっぷりな南伊豆町
3人目のゲストは、このシリーズではおなじみ、イベント参加者から人気上昇中のJTB添乗員である田川さんから、南伊豆町の魅力をたっぷりとご紹介いただきます。

伊勢海老に干物、野生の猿がいる波勝崎モンキーベイ、青い海のヒリゾ浜、仕上がり美人の湯といわれる下賀茂温泉、そして海底に沈める熟成ワインのご紹介。特に寒くなってきた今の時期だと、温泉が魅力的!


南伊豆町や参加者のみんなと交流タイム
一通り南伊豆町の魅力に触れ、味わったあと、今度は参加者とゲストの交流タイム!8人ほどのチームに分かれて、南伊豆町の方達とお話ができます。
お料理を作ってくれたnomade kitchenさん、酒匠蔵しばさきの山本さん、パン屋の島崎さんご夫妻はもちろん、ゲスト紹介ではお目見えしなかった樹木医の森さんや、シーカヤックガイドの武田さんなども交えて交流タイムです。
場所や時間を気にせずにじっくりみなさんとお話しできる、これもオンラインイベントの良いところ。
参加者のある女性はなんと狩猟免許をお持ちで、師匠が南伊豆町にいらっしゃるそう。「南伊豆町は温暖な気候だから、どんぐりが多いんです。イベリコ豚の餌と似たものを食べているから、猪もとっても美味しいんですよ!」とのこと。なるほど、南伊豆町の猪が美味しい理由に納得です。
2021年2月は、JTBツアーでリアル南伊豆町へ!

JTBの田川さんが再びご登場し「さて次は、2月に実際に南伊豆町に行きましょう!」と現地ツアーをご案内してくれました。ツアーはその名も「今度は会いに行く、南伊豆町をまるごと味わう現地ツアー」!
2月といえば、ちょうど河津桜の花見時期。通常だと1年前から宿泊先の予約をしないと取れないところ、何と宿もセットでとっていただけるとのことで、さすがJTBさん!
参加者からも注目の的である海底熟成ワイン体験や、旭洋丸水産の干物、そして夕陽が眺められるあいあい岬へも行けて、美味しいものはもちろん、ロマンチックどきどきコースにも行けるスポット満載のツアーです。
参加者からは
「これは熱いツアーですね!お手頃すぎてびっくり!」
「リアル田川さんに会えるのが楽しみ!」と田川さんファンの声も。
今回も、美味しくて楽しくて大満足となる、あっという間の2時間半でした。
「酒匠蔵しばさき」山本さん、「森への入り口」島崎さんご夫妻、美味しいお料理を作っていただいたnomado kitchenさん、地元の皆様も、南伊豆町の魅力を伝えて頂きありがとうございました!
まだまだ続く!南伊豆町の魅力を味わえるオンラインイベント
ツアーもありつつ、南伊豆町のオンライン企画はまだまだ続きます!
リアルでもオンラインでも、また皆様とお会いできますように!
2021/1/17 (日) 18:00〜「第3回:南伊豆町がおうちにやってくる!」オンラインツアー最終回となる次回は、南伊豆町の海も山も一周編です!
他の回や現地ツアーに興味がある方は、下記専用サイトをチェックしてみてくださいね。
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