新鮮でおいしい魚に出会える街!島根県・大田市のおいしい魚を、東京で体験できる食事会レポート✨

こんにちは!キッチハイク編集部のYurikoです。

先日、島根県大田市の食材をつかったPop-Upに参加してきました!”オオタ”ではなく”オオダ”と読む大田市は、参加者の皆様にとって「新鮮でおいしい魚に出会える街」として忘れられない地名になったことでしょう。

今回は、大田市の食材をたっぷりと味わったブランドPop-Upの様子を、お届けします。

どこよりも新鮮な魚を楽しめる!「一日漁」って?

通常の沖合漁業では、数日間にわたって海に出ます。そのため、市場で魚を買い付けることができるのは、釣り上げた日の数日後から一週間後であることがほとんどです。

それに対して、早朝から近海で漁をし、その日の夕方には港に戻るのが、今回ご紹介する「一日漁」。午前中に海を泳いでいた魚が、その日のうちに「晩市(ばんいち)」と呼ばれる夕方の競りにかけられるため、とても新鮮なお魚が市場で手に入るのです。とれる魚の種類が豊富な点はもちろん、この仕組みこそが、大田市の魚の鮮度の特徴なのです。

ちなみに「一日漁」というのは大田市の呼び方ですが、同じような形で漁を行っている地域はそもそも少なく、ここまで大規模に実施しているのは大田市が日本で唯一とのことです!

「新鮮で美味しい魚介類をもっともっとたくさんの人に食べてもらいたい!」そんな熱い思いで、鮮魚や干物を取り扱う専門店を営んでいるのは「岡富商店」の岡田さん。当日はなんと、はるばる島根から会場にお越しくださいました。さらに今回のPop-Upのために、穴子やイカなど、たくさんの食材をご用意してくださいました!

島根県大田市といえば…?

島根県の玄関口「出雲縁結び空港」から車で約1時間ほどの距離にある大田市。世界遺産石見銀山のある大森や、島根県のほぼ中央部に位置する国立公園三瓶山(さんべさん)には年間を通じて多くの観光客が訪れます。

これらの観光名所も素晴らしいわけですが、大田市にはとっておきの「魅力」があるんです。

それが、おいしい食べ物の数々。数多くの港から「一日漁」によって水揚げされた新鮮な魚、島根の米で醸造された日本酒、そして多様な農産物。北部に海、南部に山を抱えた大田市ならではの「海の幸」そして「山の幸」をたっぷりと味わえます。

その大田市に足を運び、食材に惚れ込んで帰ってきたのが今回のCOOK、Shirokuma Kitchenのお二人です。料理研究家のKanamiさん率いるフードユニット「Shirokuma Kitchen」が手がけるブランドPop-Up、はじまります!

鮮度バツグン!魚料理のフルコースの幕開け

今回のメニューは、大田市の「一日漁」で獲れた魚のフルコース。始まる前から「魚料理に惹かれて参加した」という声もちらほら聞こえ、料理に期待が高まります。テーブルの上に用意されたランチョンマットは、Kanamiさんの手描き。すっかり大田が好きになってしまったそうですが、その魅力を伝えたい一心で描かれたとのことでした。

「今日が初めてのキッチハイクなんです」「まだ2回目で…」といった声もちらほら聞こえる、ちょっと緊張気味のHIKERのもとに最初に届けられたのは、ウェルカムドリンクの「雪香」。全員に行き渡ったところで、「カンパーイ!」の掛け声とともにPop-Upが幕を開けました。

大田市の若き女性杜氏が手がけた日本酒「雪香」は、独自の技術により、瓶内での発酵で炭酸を発生させたスパークリング日本酒。大手メーカーにも似た商品はありますが、後から炭酸ガスを添加しているタイプがほとんど。

すっきりと飲みやすく、それでいて華やかな日本酒の味が楽しめます。さわやかなおいしさに、会場の雰囲気も自然と和らぎます。

甘口の「雪香」に合うように考えられた最初の一品は、「あぶり西条柿」。西条柿は、中国地方特産の柿で、バーナーで炙ってちょっぴり塩を効かせてありました。香りと甘みを引き立てられた味わいが「雪香」にぴったりでした。

次は3品のオードブル。まずは左から「甘鯛のスモークサラダ」「鯖チョビィのカナッペ」です。

サラダには、一日漁で水揚げされた甘鯛を使った「甘鯛あぶりスモーク」を使用。香ばしくスモークされたこの一品、岡富商店の社長自らが一枚一枚、手作業で仕上げているのだとか。生ハムのようなスモーキーな香りに続き、プリッとした歯ごたえと旨味がくちのなかに広がります。手間がかかるため、品薄なことが多いのだそうです。

「鯖チョビィ」とは、鯖の塩辛で作られたペーストで、こちらも岡富商店さんの商品です。口にする前は「鯖の塩辛ってどんな味なんだろう…」と初めての食材にちょっぴりドキドキしていたHIKERにも、「臭みがなくておいしい」「買って家でも使ってみる!」と大好評でした。

続いてこちらは、大田市の三瓶山麓で育ったそばとわさびを使用した「そばがき」です。三瓶の生わさびと自家製の出汁醤油で頂きます。蕎麦粉を熱湯でこねて餅状にした「そばがき」は、実はお蕎麦屋さんでは定番の一品なのですが、「初めて食べた!」という声も多く、家で作れるレシピをシェアする姿も見られました。添えられているわさびは、フルーティでありながら、キリっと辛い味わいが特徴の三瓶の生わさびでした。

大田市の地酒が大人気!

今回のドリンクは、島根県の地酒2種類。先ほどの「雪香」と同じ酒造生まれで芳醇な味わいが特徴の「石見銀山」、そして辛口ですっきりとした「開春」です。

「石見銀山」には、その栽培の難しさから、幻の酒米とも言われる島根県産酒米「改良八反流」が、「開春」には、島根県のみで栽培されている、改良八反流と金紋錦をルーツに持つ「佐香錦」が使用されており、どちらのお酒も、お米の旨みとふくよかな香りが楽しめます。

魚料理に惹かれて集った今回のHIKER、日本酒好きも多かったようで、「石見銀山」も「開春」も大人気。気づけばあっという間にお酒がなくなるほど、大田市の地酒を満喫していました。

キッチハイクだから出会えた、食材の産地のこと

今回のPop-Upのポイントは、食材の産地・島根県大田市の方々と一緒に食卓を囲んだこと。「島根の料理をあまり知らないから知りたかった」「地元への愛を聞きながら食材を味わえるのが楽しい」と話すHIKERに、大田市のみなさんの口調にも熱が入ります。

食材が食卓に届くまでの背景、今回食べた食材をどこで購入できるか、どんな食べ方ができるか。質問が飛び交い、時には大田市への観光・移住話まで。大田市のみなさんと一緒に、食事も会話も楽しめる食卓になりました。

新鮮な魚をフル活用した贅沢なメインの登場!

次に登場したのは貝の濃厚なだしが楽しめる「しじみとバイ貝の冷製チャウダー」。しじみの漁獲量が多い宍道湖を抱える島根は、貝も豊富なんです。

会場が盛り上がっている間に着々と料理が進んでいき、ついにメインが完成!

まずは「白イカの三つ葉ジェノベーゼ、冷たいままで」。一日漁で水揚げされたイカの一夜干の甘みに驚くのはもちろんのこと、あっさりと仕上げられた三つ葉のジェノベーゼには優しさがあり、互いに味を引き立てあう組み合わせに驚きました。

新鮮なイカならではの透明感に思わずパシャリ。

続いて「マトウダイのフライ」。日本海側でよく食べられるマトウダイは、油で揚げることでふんわりとジューシーになります。サクッとした中に甘みのあるマトウダイと、まろやかなタルタルソースとの相性が絶妙でした。

今日一番の驚きの声が上がったのが、アナゴを使った2品。まずは「穴子のトマトソース煮」。

そして「穴子のコンフィ ー自家製だし醤油と生わさびー」です。

どちらも一日漁の新鮮な真アナゴを使っているのですが、ポイントはその厚み。大田市のアナゴはなんと大人の腕ほどの長さがある丸々と太ったもの。ぷりぷりで肉厚の穴子に、「こんな穴子は初めて食べた!」という声が次々に上がりました。

魚だけじゃない!大田市の豊富な農産物

今回の主食は、大田市の三瓶からやってきた「浮布米」。そしてほかほかのご飯の上にのせたのは「ネッカ卵の出汁味玉」です。飼料に木炭や木酢液を加えた「ネッカリッチ」を与えた鶏から生み落とされた卵は、安全・安心に加え、コクがあって臭みがないのもポイント。

鰹節と三瓶のわさびを加えればカンペキ。どんどんごはんが進みます。

最後は、お待ちかねのデザートが登場。手前の「ヨーグルトムース、奥出雲薔薇園のバラシロップで」と奥に見える「島根きむら農園のいちごジャムとフォンダンショコラ」の2品がふるまわれました。デザートのお供には、シロクマつながりでご縁のある「三軒茶屋シロクマトーキョーのコーヒー」を。

食用バラを使用したローズシロップは、芳醇な香りと透きとおった濃い赤色が特徴。その香りに思わず「化粧品として欲しいかも」なんて声も聞こえました。

「一日漁」の鮮魚定期便、先行予約受付スタート!

ここで、食後のみなさんに重要なお知らせが。今回食材を提供してくださった「岡富商店」さんが中心を担っている「一日漁ブランド推進協議会」が、11月1日からオンラインショップをスタート。これで一日漁から全国の食卓へ、どこにいても「鮮魚定期便」が楽しめます。

冬はアンコウ、夏にはアワビやサザエ、そしてノドグロからアナゴまで、盛りだくさんの海の幸。でも、鮮魚定期便の魅力はそれだけではありません。この定期便で魚たちと一緒に送られてくるのは、産地・大田市のみなさんの愛と情熱なんです。

クラウドファンディングで作成したホームページをはじめ、大田市のみなさんが長らく力を注いできた一日漁のこの新しい始まりに、胸が熱くならずにはいられませんでした。

最後は全員で記念撮影。COOKもHIKERも、大田市のみなさんも一緒になって3時間を思いっきり楽しんだことが伝わってきますね。

大盛況につき、島根県大田市とのブランドPop-Upは全3回のシリーズとなり、このPop-Upの後には11月19日に穴子丼の会、11月30日には穴子鍋の会が続いて開催されました。

最後に、「一日漁」で水揚げされた魚介が年に4回送られてくる「鮮魚定期便」、先着50名限定で先行予約を受付中です。今予約すると、Pop-Upにも登場した「穴子一夜干」がプレゼントされるとか!またとない贅沢な機会、お早めにチェックしてみてくださいね。

▼鮮魚定期便リンク

島根県大田市の恵、そして産地の思いが詰まった魚をご自宅でも味わってみませんか?

▼一日漁紹介ページ

▼大田市ブランドページ