鰹節削り体験も!鹿児島県指宿市の“本物の鰹節”をとことん味わい、地酒と楽しむごはん会♪

こんにちは!KitchHike編集部のHitomiです。

先日、鹿児島県指宿 (いぶすき) 市とKitchHikeのコラボレーションPop-Upが開催されました。COOKは、家庭料理フードユニットのShirokuma Kitchenさん。
今回は、なんと鰹節の生産者である「大丸鰹節」さんにもお越しいただき、最高級の「本物の鰹節」で出汁をひいた、寒い時期にぴったりの家庭料理をご用意いたしました!
指宿市の名産である鰹節にフィーチャーしたPop-Upの様子を、レポートいたします!

「普段、出汁を取っている方はいますか?」
今回のCOOKであるShirokuma Kitchenさんに聞かれたときにお恥ずかしながら、ぱっと下を向いてしまったわたしがいます。「難しそう」「面倒そう」…そんな風に思って顆粒の出汁に頼っている方が、もしかしたらわたし以外にもいるのではないでしょうか。

でも、今回のPop-Upに参加してみて「出汁を取る」ということは思っていたよりもハードルの高いものではないのではと気づくことができました。何よりもほとんど毎日使っている出汁が、しっかりと取るとこんなに美味しいものなんだと知ってしまって、もう顆粒には戻れないかも、とすら思ってしまいました。

そんな体験をさせてくれたのは出汁の原料「鰹節」。
なかでも今回の主役は「本枯節」という鹿児島県指宿市の特産品です。「本枯節」はその美味しさから“本物の鰹節”とも言われているのだそう。

開催時間が近づくと、今回の参加者のみなさん続々と到着。すでに料理の仕込みで部屋中に広がる鰹節の良い香りに、みなさまが笑顔になっていくのが印象的でした。

「本枯節」とスーパーの鰹節のちがい

まずは本枯節の生産者「大丸鰹節」さんから今回使う本枯節についての説明です。

指宿市は、何といっても「鰹節」の三大産地の一つ。その中でも、“本枯本節”の生産量日本一に輝きます。

鰹節というのは「荒節 (あらぶし)」と「枯節 (かれぶし)」の2種類があり、普段わたしたちがスーパーなどで買うのはほとんどが「荒節」。
荒節というのは生の鰹を煮詰めて煙で燻す工程までのものを指し、完成まで二週間から三週間ほどかかります。一方で、さらにカビ付けという鰹節専用カビを付けて熟成させたものが「枯節」といい、加えて天日干しやカビ付けを数回行ったものを「本枯節 (ほんかれぶし)」と呼びます。
本枯節は工程が増えるため、こちらは完成まで5ヶ月ほどかかります。

カビをつけることでタンパク質を分解して、旨味成分をとじこめる役割をしているため、本枯節の方が「おいしい」と言われるのだそうです。

 削りたての鰹節はおいしい!

「鰹節とは?」「中でも指宿の鰹節は他と何が違うの?」ということを学んだところで、実際に鰹節を削ってみる体験を。


私も実は、生で削られていない鰹節を見るのは初めて!もちろん削るのも初めて!丁寧に教えてもらい、力を込めて削ると、見たことのある削り節が出てきました!削りたての鰹節はその瞬間から良い香りが漂います。自分で削った鰹節をパクリと試食!ふんわり優しい香りが鼻に抜けて、今まで食べていた鰹節とは全く別物の味わいでした。

出汁を取るのは意外と簡単!

鰹節の美味しさを再確認したところで実際に出汁を取るのはどうすれば良いのかを教えてもらいます。なんでも日本の出汁は世界で一番早く取れる出汁だといわれているのだそう!参加者のみなさんのメモを取ったり写真を取る音も一気に賑やかになりました。


出汁の取り方は沸いたお湯に鰹節をいれるだけ。もし昆布などを使って合わせ出汁をとりたいときは、水から昆布をとって沸騰直前に昆布を取ってから鰹節をいれると良いのだそう。

三軒茶屋にあるシロクマトーキョーというコーヒー屋さんも手がけているというシロクマキッチンさん。

今回はコーヒーのドリッパーを使った、簡単に出汁を取る意外な方法も教えていただきました。 コーヒー用のペーパーフィルターの中に鰹節を入れ、熱湯を注いで待つこと3分。

ドッリッパーでも美味しい鰹出汁がとれていて驚きでした! いろいろ試してみたところ、クレバードリッパーというドリッパーを使うのが出汁を取るには1番おすすめだそうです。 コーヒーをお家で淹れる感覚でお出汁をとるのもよいですね!

鰹節を入れたら薄く色づくまで2〜3分煮出してから濾すだけです。
濾す作業も、ボールの上にざるを置き、さらにキッチンペーパーを引くだけです。

絞りすぎるとえぐみが出るので、気になる方は柔らかく絞るだけで十分。これで一番出汁の出来上がりです。

ちなみに一番出汁と二番出汁の違いですが、一番出汁はすまし汁や澄んだお出汁の味を楽しみたいとき。煮物などあとから調味料を足すものは二番出汁を使うと無駄なく美味しくいただけるそうです。

わざわざ漉さなくても鰹節自体は食べられるものなので、お味噌汁などを作るときはそのまま入れっぱなしにしても美味しく出来ますと教えてもらい、これには「まさに!」と感動してしまいました。

生産者の大丸鰹節さんも、お味噌汁には鰹節を入れたまま食べる派だそうで、オススメとのこと!


出汁の取り方なども教えていただいたあとは、飲み比べです。一番出汁と二番出汁、それから昆布も加えた合わせ出汁を順番にいただき飲み比べをしました。

「こんなに風味や香りに変化が出るんだ」とびっくり。さらに昆布出汁が合わさると、一気に味に奥行きが出て、思わず声が出てしまう美味しさでした。

とことん出汁を使った料理がずらり

そしてお楽しみのご飯タイムです!

今回Shirokuma Kitchenのお二人が用意してくれたのは、本枯節と指宿市の特産物がふんだんに使われた料理10品!

ずらりと並ぶ料理に花かつおがふわりと舞っていて良い感じ!


まず目を引くのは指宿市の特産品でもあるスナップエンドウのみどりが綺麗な「かつお節たっぷり&スナップエンドウのサラダ〜トマトかつおドレッシング〜」です。
つやつやで甘みもある豆はそのまま食べても美味しいとのこと。スナップエンドウだけ食べてみましたが本当に美味しかったです!

洋風なイメージのある「シロクマ定番!かつお節ポテサラ」。鰹節はマヨネーズと相性ぴったり!まるでツナマヨのような味わいでした。


「おひたしバイキング〜かつお節かけ放題〜」は定番のおひたしにもこれでもかと鰹節をのせてたっぷり楽しみます。指宿市の特産品である「山川漬け」や鹿児島県の特産品「なた豆の麦みそ漬」なども並び、一緒に食べると、もう口の中が幸せいっぱいです!

メインである「お出汁たっぷりおでん」本枯節の出汁という出汁が全ての具材に染み渡っていて、大根はもちろん、ちょっと意外性もあるトマトも、じゅわっとひろがる出汁がたまらなく相性がよかったです。

サクサクな「カツオ腹皮灰干しのフライ」。カツオのフライは初めて食べましたが、これは桜島の灰を使って熟成されたカツオなので、灰が余分な水分や臭みを取ってくれるのだそう。言われなければカツオだとわからないくらい食べやすかったです!

じっくりと焼き上げた「お出汁のオムレツ」はその見た目の綺麗さから、参加者のみなさんも写真を撮る方がたくさん。一口食べるとお出汁が口の中に染み出してきて思わず笑顔になってしまいます。

「さつま姫牛の焼きしゃぶ椀」は、牛肉本来の旨味と甘みを最高に引き立ててくれるお出汁がたまりません!あまりのおいしさにおかわりをする人も!

締めはごはんの上に鰹節を贅沢に乗せて味わえる「かつお節丼(鰹節・醤油・ご飯)」。これに先ほどの焼きしゃぶのお出汁のお汁を入れて、お茶漬けのように楽しんでいる方もいました。

最後は鹿児島の特産物であるさつまいもを使った「紅はるかの焼き芋キャラメリゼ」。とろっとろのお芋がとてつもなく甘くて「お腹いっぱいなのに」と言いながら二つ目を取っている方もいて、心の中で大賛同しちゃいました。

途中で指宿市の地酒も登場し、焼酎好きな方たちは飲み比べをして楽しんでいる姿も。

中でも一番人気は『Evesky(イブスキー)』というまさに!のネーミングの焼酎です。わたしも一口いただきましたが、どっしりとしたコクはあるのに、飲み口がスッキリしていてついつい飲んでしまいそうな美味しさです!

片付けタイムにはみなさん自然に役割分担をしながらささっと動き回っていて、初めの方に見られた緊張の様子もすっかり見られなくなりました。

魅力豊かな指宿市

今回、指宿市の魅力が凝縮された素敵な時間を過ごすことができました。最後には改めて、指宿市が日本一の生産量を誇る、本枯本節・スナップエンドウ・オクラについての話や、あつあつの砂をかけて楽しむ「砂むし温泉」の説明をしてもらい、行ってみたい気持ちがますます高まります。

帰る際にはお土産として、「スモークかつお」や本枯節が小包装になったものまでいただいて、最後まで至れり尽くせりの大満足のひと時でした!

指宿の皆様、料理を担当してくださったShirokuma Kitchenさん、本当にありがとうございました!

みなさんも是非、鹿児島県の指宿市へ遊びに行ってみてくださいね!

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