【おいしいだけじゃない動画!】世界の家庭料理を巡る女性カメラマンが語る「本当においしい写真」の撮り方とは?

「おいしいだけじゃない」シリーズのスズキです。
今回のテーマは「おいしい写真」と、とあるフォトジャーナリストのお話。

突然ですが、ちょっと考えてみてください。
あなたがレストランへ行って、頼んだ料理がやっと出てきた…
見た目もとても美味しそう。
さあ、ここであなたはまず料理を頂きますか?それともカメラを構えますか?
おいしい写真はつい撮りたくなるものですよね。
特に最近はそういう光景を良く見ます。

しかし、私はどちらかというと撮らない派です。
うまく撮れない…(同じ悩みを抱えた方は、是非こちらの記事もご覧ください)だけではなく、

早く!一番美味しいうちに食べたい!

と、カメラではなくフォークやお箸を取ってしまいます。

しかし、これらの写真を見て、ちょっと考えが変わりました。

penny de los santos①
ハリウッドにて。ファッションショーのヘア・メイクアップアーティストたちが、休憩をしながら食事。

penny de los santos②
デリーの市場にて。駅での仕事の休憩時間、近所にある店でチャイを飲む人たち。

penny de los santos③
レバノン、ベイルートにて。イラク難民たちが用意した、ラマダンのごちそう(断食後に食べる夜食)。

単に「おいしい」だけではない写真。
これらを撮ったのはペニー・デ・ロス・サントスさん、ニューヨーク在住のフォトジャーナリストです。
penny de los santos profile
National Geographicや数々の雑誌に写真を提供し、
世界30ヵ国を旅しながら、食にまつわるあれこれを写し出しています。

彼女はこちらの動画で、こんなことを言っています。

The Power of Food Photography from Penny De Los Santos on Vimeo.

”When you think about food photography, it’s not just about what on the plate.
It’s everything around it. Detailes, scenes, people, the culture, the history, geography,
especially the moments. And all of this, is great substance for photographs ”.
“食べ物の写真は単にお皿に何がのっているか、だけではないの。その周辺の全て、場所や人々、文化、歴史、地理、特に時間。その全てが写真にとって重要なエッセンスよ”

彼女の写真の主役は、シェフや料理のプロフェッショナルではなくふつうの人々。
華やかで特別な「ハレ」の場の豪華な食卓ではなく、日常「ケ」の食の風景。
その中にこそ、ドラマがある。
食べ物だけを いかにも「美味しそうに」とることだけが、おいしい写真ではないのだと気付かされました。

私も次に誰かとご飯を食べる時は。彼女のような写真を撮ってみたいです。

■おまけ

Flour & Eggs from Penny De Los Santos on Vimeo.

ペニーさんの公式サイトより、パスタを作る女性の動画。
余計な道具を使わない、シンプルさがカッコ良く、丁寧。
そして人が料理を作る姿は美しいと思いました。
※公式サイトには美しい作品の数々、必見です!