【日本の民食】大阪、西成の食でつながる”臨時大家族”とは?

こんにちは!KitchHike編集部のKodaiです。

KitchHikeが目指す日常の新たなシーン「民食(みんしょく)」。
誰かの作った料理を食べに行く「民食」は、日本国内でもじわじわと広がりをみせてきているようです。そこで今回は、とある日本の”民食事情”についてレポートしていきたいと思います!

関連情報:民食(みんしょく)

人と人が出会い、つながる場所

今回ご紹介するのは、アートNPO法人が運営しているココルーム
ココルームは、地域に根ざしながら、さまざまな人々と出会い、表現や学び合いの場作りを行っています。

『まちに暮らす高齢者や生きづらさを抱える方も、このまちに関心を持つ方も、ふらりと立ち寄った方も旅人も、ちょっとこころをひらいて「こんにちわ」と声にして、すごしてほしいと思っています。』

こういった願いを込めて、ココルームは大阪の西成を拠点に、”ゲストハウスやカフェのふり”をしながら活動しているんだそうです。”ゲストハウスやカフェのふり”というのは、元々出会いがたくさん生まれるようにという思いがあり、あくまでそのための空間として、ゲストハウスやカフェを運営しているということなのだそうです。

みんなで食べよう!まかないごはん。

そして、ココルームでは毎日、昼は12時から、夜は18時からみんなで一緒に食事をする「みんなで食べよう!まかないごはん」という取り組みが行われています。これは『スタッフとゲストの方が決まった時間に机を囲んで食事をする』野菜たっぷりおうちごはんのことです。

基本的に食事を作るのはスタッフの方々。時には、ゲストの方が1、2品作ってきてくださったり、地域の方が野菜を差し入れしてくださることもあるそうです。

ここには、ゲストハウスに滞在している旅人はもちろん、通りがかりの方、地元の方など様々な方たちが参加します。中には、インターネットでこの取り組みを知って、1度でいいから食べてみたかったと足を運んでくださる方もいるといいます。

少ない時には1人から、大勢の時には15人〜20人くらいの人が、”臨時大家族”となってみんなで食卓を囲みます。参加してくださった方からは「久しぶりにあたたかい家庭のご飯を食べた〜!」という声がしばしば上がるそうです。もちろん、食後はこの日の家族全員で片付けを行います。

一緒に机を囲み食事をしながら旅の思い出や、時にはその地域、その国の事情などを共に話すということは、とても有意義なひとときです。思いがけぬ出会いがそこにはあるものです。おしゃべり好きな方、言葉数の少ない方、いろんな方がいますが、そんな方たちがこの場に来て一緒に食事をするということは、人との関わりや暖かさを求めているからなのではないでしょうか。」

 

と、ココルームの高橋さんはいいます。

この「みんなで食べよう!まかないごはん」は、食を通じて、暮らしや仕事、関係性のなかで、正直に生きることを大切にしてほしい、そしてここが社会と繋がる場所になってほしいという思いからスタートしたそうです。

「民食」は臨時大家族の食卓のようなもの

「民食」はこうした”臨時大家族の食卓”のような要素もあるかもしれません。味そのものがおいしいお店はインターネットで簡単に見つけることができるようになっている一方、誰かと食べるふつうのおうちごはんを必要とする人もいます。ココルームの”臨時大家族の食卓”も、食卓を通じて、人と人とがつながり、「おいしい」を共有できる人がいる、だからこそ無性に楽しいと感じる、そんな家族のような温もりがあるからなのでしょう。

日本各地でもこうした食の新しい形である「民食」は、必要とされてきているのかもしれません。
このような場が日本各地に広がり、誰かの作った料理を食べに行くという行為が普通の行為となる未来は、とても心豊かな社会であるような気がします。

そんな未来を目指して、KitchHikeはこれからも国内外で行われている「民食」、つまり、”みんなでごはんを食べる”「みん食」シーンを作り上げていきます。

「民食」をするなら「みんなの食卓」!毎週開催されています。

誰のごはんを食べに行く?