一言で例えるとしたら、”一人で来ても自然と仲良くなる場所”。「BUZZLE」・みんなのキッチンオーナー: 齊藤 浩一郎さん

こんにちは!KitchHike編集部のちえこです。

KitchHikeでは、食と交流の舞台ともなるキッチンで、たくさんの出会いが生まれるよう「みんなのキッチン」プロジェクトを始動しています。そしてこのプロジェクトの支えとなっているのが、キッチン・スペースを提供してくださっているキッチン・オーナーの皆さんです。

そこで、オーナーの皆さんがどのような思いで、その舞台を運営されているのか深堀りしていきます!

今回インタビューしたのは、キッチン・オーナーの齋藤浩一郎さんです。

キッチンを立ち上げた経緯を教えてください。

私、普段は不動産業をやっています。一度遊び半分で都内のシェアバーの日替りマスターをやったことがあり、博多の屋台や、ベトナムをテーマにしたイベントを行い食事やお酒を提供しました。

しかしそこで感じたのは自分が作った食事やお酒を作って直接人を楽しませるよりも、そういった場所をプロデュースしてその中で楽しんでいる人や楽しませている人たちを傍で見ている方が今の僕には合っているということでした。

本業ではシェアハウスやシェアオフィスなどをプロデュースした経験があるので、そのノウハウも活かせるかなと『シェアするカフェとダイナー BUZZLE(バズル)』を作りました。

立ち上げるまでに大変だったことはなんですか?

シェアバーの運営は初めてなので、準備が大変でした。調理器具を揃えたり、グラスやお皿を買ってきたり。一度IKEAに調達に行ったときには、あれもこれもと買い込んで車の中が一杯になったこともありました。これである程度揃ったかなと思い友人たちに協力してもらいプレオープンを4回実施してみましたが、開催する度に足りないものが出てくる。しかし、その間に準備や掃除、会計といった食事を提供すること以外のオペレーション業務が徐々に改善され、オペレーション面はほとんど完成形に近いと思います。

KitchHikeの「みんなのキッチン」への登録を決めたきっかけや理由を教えてください。

3年ほど前、友人の紹介でKitchHike社の共同代表である山本雅也さんと飲み屋さんで知り合ったのが、KitchHikeを知ったきっかけです。その後はFacebook上でお互いの近況を知る程度。そんな折、自分がシェアバーを、山本さんが「みんなのキッチン」をリリースすることになり再び意気投合。山本さんとは一緒に仕事をしてみたかったので、早速登録する運びになりました。

これまでどんなイベントが開催されましたか?

BUZZLEには、イタリア料理店を辞めて、これから別のお店で修業をするか、独立するか、あるいは現役オーナーシェフであるお父様のお店で働くか、という選択を今まさにしているCOOKがいます。また、ケータリングを生業にされている方と日本茶の会社で働いている方がコラボレーションして、オリジナリティのあるテーマでBUZZLEのキッチンに立っている方もいます。彼ら、彼女らはそれぞれ「いつか自分のお店を持てたら」と考えていて、開催されるイベントごとにそれぞれ個性があります。

普段はどういう人が集まるスペースですか?

「食を通じて何かをしたい!」と考える方が多く利用されています。

キッチンスペースのこだわりや好きなところを教えてください。

お店のレイアウトは厨房+L字型のカウンターテーブルとなっています。お客様との距離感が近く、対面での接客空間となるため、「全員参加型のワークショップ」よりは、「1 対 複数名の講義型ワークショップ」または「バーのママやっちゃうよ」的な使い方が向いていると思います。

アクセスは東京メトロ銀座線「浅草」駅、都営浅草線「本所吾妻橋」駅からそれぞれ徒歩4分という立地です。備え付けのグラスや製氷機があり、ビール、日本酒、焼酎などのアルコール類、余裕があれば簡単なカクテル類を提供することも可能です。

運営していて大変な事と楽しい事はなんですか?

大変なことではありませんが、BUZZLEのレンタルスペース自体、革のバッグや財布などを販売するHIS-FACTORYさんのショップの一部を間借りさせてもらっているため、使用できる時間帯が限られています。

また、私は普段別の場所で働いているため、使用前使用後の清掃、曜日ごとのごみ捨て、駐輪スペースの管理などは基本的にはCOOKの皆様に行っていただいています。楽しいことは毎日テーマの違うクオリティの高い料理がワイワイ食べられることです。

「BUZZLE」のキッチンを一言で例えるとしたら何ですか?

一人で来ても自然と仲良くなる場所、です。

この先、キッチンをどのような場所にしていきたいですか?

私は仕事柄、初めてこの場所で生活することになった方に住まいを紹介するということをしています。良い家、良い住まいの定義は環境や立地、建物自体の質といったように人それぞれ考え方は異なると思いますが、実際に引越しをしたあと、その場所で素晴らしい人、気の合う人に巡り合うことも、人生をより豊かにするための非常に大きなポイントだと考えます。

ですので、BUZZLEではそのような人との出会い、会話、そこで生まれる繋がりを大切にしたい方が集まり、笑い声が聴こえる。そんな場所にしていきたいです。

どんなCOOKに使ってもらいたいですか?

私は普段、ひとつのお店やメニューに拘るという考えはあまりなくて、どちらかと言えば「常連」や「馴染み」といったものにはあまり縁がありませんでした。もっと言うと、「誰が作ったどんなメニューだ」ということには頓着がありませんでした。

しかし、KitchHikeを知ってからは、Fuyukiさんの作ったカレーが食べたい、しまさんの料理が食べたい、といった感情が芽生え始め、そのときの気分でハイク (Hike) する食の旅人のようになりました。KitchHikeを利用すると、自分の中にある食への欲求というものが引き出されるのだと思います。そんな欲求を満たしてくれて、見知らぬ同士でも和気あいあいとした空気を生み出せる方に使っていただけたら最高です。

だれのごはんを食べに行く?