インドネシアの本格家庭料理「ソプ・ブントゥット」に挑戦!お手製レシピつきで料理教室気分が味わえる!【人気の外国人COOKインタビュー第9弾 [前編]】

世界の家庭料理を旅しよう!こんにちは、KitchHikeです。

KitchHikeは、食卓で人と人をつなぐWebサービス。旅行中に現地の料理を楽しむことは勿論、日本に住んでいる外国人の家で、本場の味を手軽に味わうこともできちゃいます。
今回のインタビューは、そんな外国人COOKの中から1人を選び、故郷の食文化や日本での生活にスポットライトをあてる企画です。

9人目となる今回は、インドネシアのスタミナスープ「ソプ・ブントゥット」をふるまってくれる、インドネシア人のネニ・ヘンドリさんが登場!

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ネニさん (左) と料理の通訳を手伝ってくれた娘さん

お手製レシピつき!ネニさんのインドネシア料理教室に来た気分!

今日はよろしくお願いします! わ〜、レシピも用意してくれたんですね。料理教室みたい!

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ネニさんのハンコ入りのレシピがもらえます!

 – ネニさん(以下、敬称略)
ええ、知り合いを招いて料理教室をすることもあるので、その都度、レシピを用意するの。これがあれば、お家でも作れるでしょ。

助かります〜。英語で書いてあるけど……そんなに難しくないし、英語の勉強もできて一石二鳥です!

– ネニ
わからないことがあったら、作りながら聞いてね。

では、さっそく。今日作るレシピについて、教えてください。

– ネニ
今日は、「ソプ・ブントゥット」というオックステールを使ったスープと、インドネシア風ピーナッツソースのサラダ「サユール・プチュル」、それと「ココナッツプリン」を作りましょう!

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今日の料理の完成はこちら!

ええと、オックステールって何ですか?

– ネニ
ああ!牛のしっぽのことよ。とってもスタミナがつくもので、このスープもスタミナ料理として知られているの。インドネシアではジャワ島でよく食べられているわね。でも、オックステールを煮込むのは大変だから、家庭料理というよりは、お店で食べるもの。高級レストランなんかでも食べるのよ。

へ〜、本格的な料理なんですね。

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料理好きなネニさんの台所には、料理道具もいっぱい!

– ネニ
そうね。私は本格的な料理が好きなの。子どものころから料理が好きで、小学校のときは料理コンテストに出て優勝したこともあるのよ!それで、もっと料理を知りたいと思っていたのだけど、当時のインドネシアには料理教室がなかったから、お父さんにお願いして、ホテルのレストランのシェフに料理を習ったりしていたの。

それは、相当本格的!私でも作れますか?

– ネニ
それはもちろん!特にこの料理は手間はかかるけど、でも材料が手に入れば簡単よ。日本のスーパーだと、そうね、ハナマサでは売っているのを見たことがあるわ!材料が手に入れば、あとは下ゆでをきちんとするのが大事。2〜3時間かかるから、今回は私が昨日の内に準備しておいたわ。

じゃあ、スープから作りますか?

– ネニ
いいえ、最初に「ココナッツプリン」を作りましょう。これは冷蔵庫で冷やす時間が必要なの。これを冷やしている間に、ほかのものを作るわ。

お願いします!

ネニさん流アレンジバージョンのヨーグルト入りココナッツプリン

– ネニ
ココナッツプリンはインドネシアでもよく食べられているけど、今日作るのは、ちょっとアレンジバージョン。ヨーグルトを入れます!

ヨーグルト入りって初めて聞きました。インドネシアではそっちが主流?

– ネニ
うーん、そんなことはないわね。これは私のオリジナルレシピ。私、ココナッツプリンってちょっと甘すぎるんじゃないかな〜と思っていて、少しさっぱりさせるためにヨーグルト入りのレシピを考えてみたの!

お〜、さすが料理好きですね!あ、バニラスティックも使うんですね。

– ネニ
ええ、バニラスティックはインドネシアではたくさんとれるのよ。こうやって中身をこすり出して使ってね。このバニラの香りはね、リラックス効果もあるから、料理をしないときでも嗅いでいいのよ。

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バニラスティックの甘〜い香りが部屋に広がります!

– ネニ
あとは加熱しながらよーく混ぜる。ちゃんと混ぜないと、あとで分離ちゃうの。そして、火から下ろしてからヨーグルトを入れて、漉しながら器に入れれば出来上がり!

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漉し器がなければ、ザルでも代用可

漉し器!やっぱり本格的だ〜。これって、ちゃんと漉さないとダメですか?

– ネニ
そんなことないわ。ただ漉したほうが滑らかになるから、できればやってね。

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こちらは出来上がり。食後にうれしい、甘いプリン!

給食でも食べる「サユール・プチュル」は、インドネシアのポピュラーなソース

– ネニ
次はピーナッツソースを作りましょう。最初にピーナッツを油で揚げるか、茹でるんだけど、どっちがいい?

どっちでもいいんですか?

– ネニ
ええ、本格的なものは揚げるんだけど、茹でたほうが味があっさりするわね。

悩むけど……じゃあ揚げたものでお願いします!

– ネニ
こうやってピーナッツを油で揚げるところから作る人はインドネシアでも減っていて、学校の給食では、市販のピーナッツソースを使ったものが出ていた覚えがあるわ。

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ダイニングテーブルの上にカセットコンロを置いて料理してくれるネニさん。料理教室でもこうやって作るそうです

へ〜。お手軽バージョンもあるんですね。

– ネニ
そうね。このソースはインドネシアではポピュラーなもので、お手軽バージョンもよく食べたわ。

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チョベックで揚げたピーナッツをすり潰すネニさん。なかなかに重労働です……

その石の道具、気になります!

– ネニ
これはチョベックって言うの。インドネシアでは香味野菜を使う料理が多いのだけど、このチョベックですり潰すレシピも多いのよ。

すり潰すと食材の味とか栄養素がたっぷり出てくる感じがしますね。うーん、これはおもしろそう!日本で買えるかな〜。

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こちらがチョベック。石でできたすり鉢と石のスティック

– ネニ
インドネシア雑貨を扱うお店では見たことあるけど、高かったかも。インドネシアではよく売っているんだけど、重いから持って帰るのも大変かもね。

残念!チョベックがないときは、どうすればいいですか?

– ネニ
フードプロセッサーがあれば、それを使えばいいわ。いつもは私もそっちを使っているの。それか、日本のものだとすり鉢かしら。

大きめのすり鉢ならすり潰せそうですね!

– ネニ
ピーナッツの潰し加減はお好みでね。あと、このソースは保存ができるから、余ったものは丸めてラップにくるんで冷凍庫に入れておくといいわ。

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いっしょに食べる茹で野菜は、お好みのものを!

※ココナッツプリン&サユール・プチュルの材料と詳しい作り方は、来週公開!


 

お料理上手なネニさんの本格料理ぶりに舌を巻きつつ、インタビュー前編はこちらで終了!

後編では、いよいよメインの「ソプ・ブントゥット (オックステールスープ)」を作っていただきながら、ネニさんと日本との出会いについてお聞きします。お楽しみに!

photo: Koichiro Kashiwa

Information

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