日々を忙しく過ごす方に、月一度でもゆったりと朝食を楽しんでいただきたい。〜Yukiさんの食卓・栃木県日光市〜

こんにちは!KitchHike編集部です。

キッチハイクの楽しいところや活用方法を、使っている人たちに聞いてみました!

今回ご紹介するのは、栃木県日光市でCOOKをなさっているYukiさんです。

Pop-Upを開催した数:5回 Yukiさん

COOKPop-Upを開催した数:5回 Yukiさん

日光にて、醤油・味噌・漬物などの製造販売を行う「上澤梅太郎商店」を家族で経営しています。
江戸時代から創業して400年続く商店で、現在は私の父が13代目店主です。
お店一番人気の商品はらっきょうのたまり漬け。「らっきょうが苦手」という方にもおいしく召し上がっていただける自慢の商品です。

「いつもこんな朝ごはん食べてるんですか?」と驚かれます

普段のPop-Upでは、店に隣接する自宅にて朝ごはんの会を開催しています。
我が家では毎朝家族全員が集まって食卓を囲むのですが、Pop-Upに参加される方にも同じように朝ごはんを召し上がっていただいています。

皆さんに食事を召し上がっていただくのは、自宅の庭に建っている伝統家屋の座敷です。初回のPop-Upに参加された方からは、「こんな素敵な場所に来られただけで、もう充分幸せ」とのお言葉をいただきました。確かに、障子を開け放って、日本庭園を眺めながらいただく朝ごはんは、都会ではなかなかできない体験かもしれませんね。
庭の草刈りは自分自身でやっています。植木などは専門家にお願いをしていますが、なかなか骨が折れます(笑)。


曽祖母の作るきんぴらごぼうが大好物でした

私は醸造屋に生まれました。また、父方の祖母の実家は洋食屋、母方の祖母は料理を教えていました。どちらを向いても、食べ物とは切っても切れないような関係のなかで育ちました。
私の食に対する想いは明治生まれの曽祖母からの影響も大きいと思っています。小学生のとき、学校から帰ってくると、おばあちゃんがきんぴらごぼうや焼きおにぎりをおやつに出してくれました。今でも、ごはんのおかずで一番の好物はきんぴらごぼうなんです。

曽祖母は昔の人らしく簡素な暮らしを旨としていたところがありました。決して粗末なものを使うということではなく、本当に価値のあるものを見極めて、それを大切に扱う人だったと思います。食に対する姿勢も同じで、一度に食べるものは少ないものの、いつもちゃんと旬を感じられるような食事を楽しんでいました。「質素さのなかにある健全な豊かさ」を大切にする価値観が、そこにはあったと思うのです。

なんでもない日の朝食でも、心豊かにいただくことはできます

朝食は私たち一家にとって、みんなで一緒に過ごすとても大切な時間です。
開店前の忙しい時間のため手の込んだものは作りませんし、贅沢な食材を使うこともしません。

上澤梅太郎商店のインスタグラムでは、日々の朝食をご紹介しています。

しかし、ありきたりで素朴な食材でも、「おいしく食べる工夫」があれば、それを食べる時間はとても豊かなものになると考えています。

「ごはん・味噌汁・一皿の漬物」から生まれる和食の豊かさがあります

我が家の食事を見ていると「和食のフォーマット」があることに気づきます。
「ごはん・味噌汁・漬物」が必ずメニューに含まれているということなのですが、これらの料理が揃うと、他にどのような料理が加わっても不思議と「和食」のように感じられるんです。これは他のジャンルの料理にはない、「和食」の面白いところだと思います。

たとえば、洋食の中に一品和食の料理が加えられた場面を想像してみてください。
クロワッサンとカフェオレと「肉じゃが」だとしたら、どうですか?ちょっと身構えますよね(笑)。でも、これがごはん、味噌汁、漬物に「ハンバーグ」だったとしたら、これといった違和感なく受け入れられる。
和食がもつ、どんな料理でも包み込む懐の広さを知っていれば、無理して手の込んだものを作らなくても、既にあるものの組み合わせだけで十分おいしくなるんです。

一緒に食卓を囲んで、「おいしい」と言ってもらえるのが嬉しい

KitchHike「みんなの食卓」で出張COOKをする時もあります。今まで2回担当させていただきました。
メニューはあらかじめ決まっていましたが、やはり我が家のらっきょうを食べていただきたかったので差し入れました。らっきょうが苦手、という方もどんどん食べてくださって。嬉しい声がたくさんいただけました。

豊かな朝食を皆さんの日常に

忙しさゆえに時間をとって誰かと朝食を共にすることが難しくなってきている世の中ですが、皆さんに週に一度・月に一度でも「豊かな朝食」を楽しんでいただき、心癒されるひとときを過ごしていただきたいという想いが私にはあります。そして、いずれはそれを皆さんの「日常」にしていっていただきたい。大げさになるかもしれませんが、それが私の夢です。

作る人と食べる人の距離が近いKitchHikeでは、作り手の想いがより食べ手に伝わると感じています。KitchHikeを通して、私の想いをみなさんにお伝えできれば嬉しいですし、皆さんからいただく生の声を励みに私も頑張らねばと思います。
日光という、都心からは少し距離のある場所で活動をしている私ですが、機会があればPop-Upにお越しいただき、なんでもない日の豊かな朝食をお楽しみいただければと思います。それも難しい方は、ぜひ「みんなの食卓」でお会いしましょう。


いかがでしたか?
みなさんも、是非Yukiさんの食卓に遊びに行ってみてくださいね!

Yukiさんの近日開催のPop-Up情報はこちら!

誰のごはんを食べに行く?