こんにちは!KitchHike編集部のまゆこです。
みなさんは、今まで何人のCOOKのPop-Upに参加してきましたか?
実際に会って話をしながら、その人が作った料理を食べる。COOKとの出会いはKitchHikeの大きな魅力の一つです。
何故料理を作るのか。何故COOKになったのか。一人一人にストーリーがあります。
それを知ることで食べる料理の味わいも変わってくるかもしれません。
このインタビュー記事が、まだ会ったことのないCOOKと出会うきっかけとなれば嬉しいです!
今回のインタビューしたのは、COOKの織田 博子 (COOK名はOda Hiroko) さんです!
幼少期のころの料理にまつわる思い出があれば、教えてください。
両親とも働いて忙しかったのですが、母が料理や食べることにとても興味がありました。特に印象に残っているのは、よく春先に田んぼでよもぎを摘み、すり鉢ですってよもぎ餅を作ったこと。よもぎの青臭い香りと、お餅を蒸かす湯気の中、家族みんなでお餅を丸めて食べたのが、私の最初の料理の記憶です。
料理をはじめたきっかけは?
25歳の時にユーラシア大陸を一人旅しました。
私は食べることに興味があったので、「家庭料理」というテーマを考えました。 訪れた22カ国で、現地のおじちゃんやおばちゃんに料理を教えてもらい一緒に食べるという経験をしました。 日本に帰って来てから「各国の家庭料理を食べられるお店はないかな~?」と探したところ、ほとんどありませんでした。 なので、「自分で作るしかない!」と思い、料理を始めたんです。
料理の経歴を教えてください
もともとは「料理が得意!」というわけではなかったのですが、前述の通り「家庭料理」をテーマとした旅をしてきて、各国の家庭料理を現地の人と作ってきました。 日本に帰って来てからは、その料理を日本で紹介したい!と思い、友達にふるまったり、小規模のイベントを開催して人にふるまっています。
得意な料理のジャンルと魅力を教えてください
各国の家庭料理です。日本で言ったら寿司よりはカレーや肉じゃがみたいな、家庭で食べる料理が好きですし、得意です。現地で教わったので、味も本格的に再現できます!
ふだんはどんなお仕事をされているんでしょうか?
マンガ家です。 「女一匹シベリア鉄道の旅」、「女一匹シルクロードの旅」(イースト・プレス) を出版しています。旅のコミックエッセイです。
KitchHikeのCOOKになった動機は何ですか?
マンガを描くのは一人の作業なので、実はちょっとさみしくて (笑)。それで、人と会いたいな〜と思ってCOOKになりました。
COOKとして心がけている事はなんですか?
参加した人が楽しめるイベント!料理をしながら、参加した人達どうしの交流を作りたいと思っています。 また、「参加した人が、家に帰った後も作れるように」ということを意識しています。
具体的には、Pop-Up中に料理する品目をしぼったり、レシピを印刷して配ったり、今やっている作業(野菜を切るなど)はどの料理のものかを伝えたりするように心がけています。
最近開催したPop-Upについて教えてください。
ウズベキスタンの家庭料理「プロフ」を作るPop-Upです。ウズベキスタンというちょっと変わった国だったからか、参加した方がたがみんな濃い!!ソ連時代にモスクワでウズベキスタン料理を食べたという人や、世界各国の世界遺産を見て回っているという方、中央アジア関連のイベントでお話をされるような有名な方もいらっしゃいました! 20分くらいで作れる簡単なレシピだったので、2回作ってみました。1回目は私のやり方で、2回目は現地のやり方を再現してみました。味が変わって面白かったですよ。
今だから言える失敗談はありますか?
ロシア料理のイベントをした時に、大きな鍋でボルシチ(ビーツ入りのスープ)を作りました。最初のお客さんが飲んで一言「ボルシチって意外と味が薄いんですね」。「現地のボルシチは味が薄めなんですよ~」と言ったんですが、大きな鍋で具材が沈んでしまっていて、味が薄かったことに後で気づきました……。
どんなHIKERさんに食べに来てもらいたいですか?
旅行が好きで、好奇心が旺盛で、異国の料理を食べるのが好きな人!
今後は、どんな料理やワークショップを予定していますか?
私が訪れた国の家庭料理、まだまだ紹介したいものがたくさんあります。 具体的には、ブリヤート共和国の「ブーズ (蒸し餃子)」、ウドムルト共和国の「ペリペチ (小さなパイ)」、 スウェーデンのりんごケーキ、モンゴルのミルクティー餃子、バングラデシュの魚カレー……などなど。
ズバリ!好きな料理/食べ物とその理由を教えてください。
外国の料理はだいたい食べてみたい!「こんな料理知ってる?」というのがあったら是非教えてほしいです! 好きなのは羊肉料理。もともとは肉はあまり食べられなかったんですが、モンゴルに行って羊肉料理のおいしさに目覚めました。匂いがたまらなく好き♡ インド、バングラ、ネパール、パキスタンのカレーも大好きです♡
料理や食を通して、これから挑戦していきたいことは何ですか?
魅力的な家庭料理の世界をみんなに伝えたり、逆に教えてもらったり。人と関わることで、より家庭料理の世界を深く知ることができるようになりたい。
最後に、食べに来るHIKERさんに一言お願いします!
料理を通じて皆さんに会えるのを楽しみにしています! 「私こんな国に行ったことがあるよ!」「私は○○料理が得意だよ!」など、皆さんの豊かなストーリーを聞けることを楽しみにしています!
いかがでしたか?
Hirokoさんの作る現地仕込みの家庭料理を食べてみたい方、家庭料理の世界を知りたい方は、是非Pop-Upに行ってみてくださいね!