【キッチハイク体験談 in アフリカ!】コウシェってどんな料理?ガーナのボナイリ村に暮らすCOOKを訪ねてみました。

ガーナの村でkitchHike体験!

こんにちは。フードコーディネーターであり、キッチハイカーであり(COOKでもあり)、スパイスハンターのみづきです。旅をして、一番行きにくく、そして一番行きたいのは、キッチン。大賛成です。

 

さて、今回日本未輸入のスパイスを求めてやってきたのは、ガーナ。

チョコレートのガーナ。アフリカのガーナ。今回、訪ねたのはこちらのメニュー

正直私もそれ以外に知っていることはなかったのですが、みんな陽気で明るく人懐っこくて、のんびりしていて治安もよく、とってもいいところ。もちろん飛行機もバスも時間通りには出ないし(ちなみにバスは時刻表どおりではなく満席になるまで出発しない)、雨が降ったから中止!なんてこともよくあるので、のんびり構えることが必要です!

 

ちょうどアフリカ初のCOOKが登録した!というのでお邪魔してきました。

西アフリカに位置するガーナ。コートジボワールのお隣。こちらが登録されているメニュー。



タマレというガーナ北部の都市から車で40分ほど、途中から完全なるオフロードを走ると現れるのがボナイリ村です。みんなが住むのはきのこハウス。こんなきのこハウスにも電気が通っていて、みんなが携帯を持っていることにまずびっくり。ちなみに水道は共用のものが村で2つ、ガスはないので料理は屋外のかまどで炭火です。

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迎えてくれたのはファティマタとその旦那さんザック、子供たち、ザックのご両親、ザックのあと2人の奥さんたち。そう、この村は一夫多妻制です。

ファティマタは3人の子供のお母さんで、と言いながら、親戚、ご近所含めどこまでがその家の子供なのか正直よくわかりません。村のみんなが家族のようで、子供は家の手伝いをして、さらに小さい子供の面倒を見て、昔の日本ってこんな感じだったのかなあと思うようなのどかな雰囲気です(一夫多妻制って家事も育児も分担できるしいいなと羨ましくなりました!)。

 

さっそく料理スタート!

のはずなのに、子供たちに手をひかれてやってきたのは家の外。あれ?と思っていたら、今日のキッチンは家の前の道!?にある、このかまどのようです。通りすがりやその辺で遊んでいた子供たちも参加し、どんどん人数が増えていきました。

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今回作ってもらったのは、「コウシェ」という大豆の粉のドーナッツです。

まずはひょうたんで作ったボウルに大豆粉をふるって入れ、お水をじゃー。手で器用に泡立てます。重曹も加えて、どんどん泡立てて行くと、生地がふわふわと膨らんできます。やらせてもらったけれど、なかなか難しく、そしてかなりの重労働。ファティマタ含めこの村のお母さんたちはシアバター作りをしているのですが、その時はもっと大きなたらいでこの泡立て作業をしていました。コウシェくらい軽々のようです。へたくそねーと(たぶん現地語で言っている)、すぐに奪い返されてしまいました。

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ファティマタと娘ちゃん



生地を泡立てている間に、鍋に手作りシアバターを入れてたき火にかけ、揚げ油を作ります。まき拾い、火おこしは息子くんの仕事。木の小枝をそのへんで拾って、火にくべてちょうどいい火力にしています。この子が本当によく働く(よくつまみ食いもしていたけど)。小学校に入るか入らないかくらいの年齢なのですが、自分より小さい子の面倒を見ながら、火の面倒も見ています。

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火おこしはお手のものだぜ!(後ろに写るのは同僚みつおくん。子供に群がられています。)



さて、シアバターが全部溶けていい加減になったら、コウシェ生地を、これまた手で投入。もちろんこれもやらせてもらったけれど、まったく丸くならず、何とも言えないカタチに・・・。コウシェ、簡単に見えて奥深い食べ物です。

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シアバターで調理



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私作のコウシェ



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正しいコウシェ



ぷくぷくとかわいらしく揚がったら、すりおろした玉ねぎと唐辛子のペーストを付けて食べます。なんと!1、2歳のちいさい子まで辛いのが平気。ついでにいうとガーナでは犬も辛いごはんを食べさせられています。もちろん玉ねぎ入り。

日本の常識ってなんでしょう。

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そうこうしている間にも通りがかりなのか、常連さんなのか、コウシェを買いに来る人がたくさん集まってきます。もちろんみんなご近所さんで、自転車を停めて会話に加わり、コウシェを頬張ってまたどこかへ向かいます。

 

このボナイリ村、正確な数はわかりませんが、英語が話せるのは私が出会った村人のうち3割くらい。ファティマタも子供たちも、他のお母さんたちも、hello、thankyou、簡単な野菜や食べ物の名前くらいしかわかりません。

でも会話って成り立つんです。「これ食べてみなさい」「美味しい?」「美味しい!」(ちなみにこの村で美味しいは「ディニャサ」orほっぺを片方ずつ指さす)、「どこから来たの?いつまでいるの?」「日本でもこれ食べる?」「コウシェは毎朝作ってここで売っているのよ、昼はシアバター作って、あと子供の面倒見てね、畑も行くの」などなど。

 

この村にいて私は何語で話していたのか、正直おぼえていません。日本にいると文法や発音がどうこうと思って「私英語は話せません」って言ったりします。

でも言語って道具なんだなって、言いたいことが通じて気持ちが通じれば英語でも日本語でも、ダグバニ語(ボナイリで話されているLocalLanguage)でも、混じってめちゃくちゃになっていても、気持ちが伝われば何でもいいんだなって心の底から思えました。

 

それに美味しいモノを共有するときって言葉はいらないんです。

とびっきりの笑顔と好奇心(とマラリア予防薬)だけ持って、是非訪ねてみてくださいね!

食べたくなってしまった方、興味を持ってしまった方は、こちらのメニューページをチェック!これを機に、アフリカはガーナに飛び込んでみては?

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※ボナイリとMY DREAM.org

2012年この村にインターンとして滞在した1人の日本人女性(この子もとっても素敵な子!)と村の人たちによって、MY DREAMという幼稚園が作られました。今、約180名の子どもたちには、毎日通うことのできる場所があります。ですが、ボナイリにはまだまだ問題が山積しています。子どもたちが自分たちのMY DREAMを見つけ、追いかけ、実現できるような、より良い環境づくりのために、村の人々が持続的に収入を得るためのプロジェクトと子どもたちを取り巻く村の環境を改善し、社会還元を果たすためのプロジェクトを実施しています。

Discover the world through Kitchens! - KitchHike (4)

今回のCOOK。MY DREAM.orgプロジェクトも是非見てみてください。



*コウシェ作りの支払いのUSD10.00のうち、USD5.00はMY DREAM.orgの教育、保健プロジェクトの運営費に、USD3.00は料理を指導してくれるお母さんに、残りのUSD2.00はKitchHikeに手数料として支払われます。



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